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日本ボディビル界絶対的ラスボス——降臨。
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LEGEND
合戸 孝二
静岡県

FOCUS POINT

ダイエット・ボディメイク
健康・機能改善
競技パフォーマンス
調整系・ボディワーク
1 バルクアップ
2 ダイエット指導
3 ボディライン
4 コンテスト対策
5 運動機能の維持
6 瞬発力系の向上
6 競技特化トレーニング
6 学生アスリート指導
7 ピラティス
7 ボディケア/ストレッチ
CATEGORY

ダイエット・ボディメイク

ボディライン
ボディラインの美しさを重視した指導
ダイエット指導
食事指導を含む減量のサポート
バルクアップ
筋肉量を増やすための指導
コンテスト対策
大会出場者向けの指導/サポート

健康・機能改善

姿勢/歪みの改善
不良姿勢・骨格バランスの最適化
痛み/不調の改善
肩こり・腰痛などの改善を目的とした対応
運動機能の維持
中高年に向けた健康トレーニング
リハビリ後サポート
怪我・手術後などの回復期支援トレーニング

競技パフォーマンス

瞬発力系の向上
アジリティやスピード系能力の強化
持久力系の強化
持続性パフォーマンスや疲労耐性の改善
競技特化トレーニング
スポーツごとの特性に合わせた専用指導
学生アスリート指導
成長期の運動能力向上と怪我予防の両立

調整系・ボディワーク

ヨガ
呼吸・柔軟性・心身のバランス向上
ピラティス
インナーマッスル・姿勢制御力の強化
ボディケア/ストレッチ
徒手による可動域改善やケア
産前産後ケア
妊娠期・出産後ののボディサポート

PROFILE

1961年4月1日静岡県生まれ。60歳を過ぎてもなおトップで戦うボディビル界の鉄人。主な戦歴はMr.日本獲得を4度獲得(2005、2007、2008、2009年)、アジア選手権(2011年70kg以下級)優勝。静岡県藤枝市内でマッスルハウスGYMを経営。

LICENSES

公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟副会長公益社団法人日本ボディビル・フィットネス連盟選手強化部長公益社団法人静岡県ボディビル・フィットネス連盟副会長

MEDIA

書籍『執念 覚悟に潜む狂気』(ベースボール・マガジン社)雑誌『月刊 ボディビルディング 2004年9月号』特集(体育とスポーツ出版社)放送『バース・デイ』(TBS系列)放送『オー!マイゴッド!~私だけの神様、教えます』(日本テレビ系列)
IDENTITY
トレーナーインタビュー
合戸 孝二のストーリー画像 1
「怖さ?ないよ。怖さなんて、ない」
静岡県藤枝市――。 全国津々浦々のトレーニーならば、その名を耳にした瞬間にふと背筋を伸ばしてしまうだろう。一般的に温暖な気候と茶畑で知られる藤枝市。だがフィットネスの世界に生きる者にとって、この土地は特別な意味を持っている。 藤枝市にあるマッスルハウスジムは、トレーニーにとってひとつの“聖地”だ。ただのトレーニング施設ではない。そこは狂気と執念が交錯する場所。己の限界はどこにあるのか?そんな問いに肉体で答えを出そうとする者たちが日々集っている。 このジムの主宰が合戸孝二である。 ボディビル界では知らぬ者のいない存在。ミスター日本を4度制した男。 観る者の目を奪う圧倒的な筋肉量と絞り。鬼気迫る表情で己の身体を追い込み続ける過酷なトレーニング。男を象徴する数々の異次元なエピソード。 いつしか彼はこう呼ばれるようになる。“狂気の男”とーー。 常人離れしたトレーニングの原動力はどこにあるのだろうか。 根性か?努力か?信念か?もちろんいずれも不正解ではないが本質的ではない。 合戸の口から自然と溢れてくるトレーニングの原動力は、もっと原始的で、もっと強い力を持っている、“たったひとつの感情”だった。 微笑みの裏に潜む狂気。その奥底にはなにが眠っているのか。
合戸 孝二のストーリー画像 2
重要なのは「どうすればできるか」
合戸のキャリアにおける“どん底”は2016年だった。 6月に合戸は例年通り減量に入った。前年の日本選手権では2位という結果。確かな手応えを残して翌年の日本選手権では半ば優勝を確信していた。 トレーニングも絶好調だ。背中がパンプする感覚が鋭くなってシルエットにも変化があった。筋肉は応えていた。扱う重量もオフシーズンと比べて変わらなかった。すべては順調に見えていた。 だが、忘れもしない8月15日に事件は起きる。 ルーティン通りに行っていたショルダープレスの途中で左肩に異変が走る。突然、力が抜けたのだ。まるでスイッチを切られたように筋肉がまったく反応しなくなった。 「痛みはなかったよ。ただ動かなかった」 その静かな異常は身体からの破綻のサインだった。合戸が向かったのは筋肉博士こと岡田隆教授のもとだった。 検査の結果は神経圧迫。あまりに発達した左肩の筋肉が減量によって脂肪というクッションを失って直接神経を圧迫していたのだ。生身の肉体が“強さ”を求めた結果、自らの神経を攻撃していた。 治療法はひとつしかなかった。「自然治癒を待つ」――それだけだ。 鍛え抜かれ肉体を誇ってきた男にとって、それはあまりにも残酷な現実だった。それでも合戸は重量を下げてトレーニングに向かい続けた。そこに怖さはあったのか?そう尋ねてみた。 「怖さ?ないよ。怖さなんて、ない」 キッパリと言い放った。その瞬間に自分の問いの浅さを恥じた。この男に“怖さ”を問うこと自体が間違っていたのだ。合戸にとって重要なのはできるか?できないか?ではない。どうすればできるか。それだけなのだ。ただそれだけをトレーニングでひたすら考え続けてきたのだ。 実際に合戸は数々の“異常”とともにトレーニングを続けてきた。デッドリフトで剥離骨折をしたときも、背中のトレーニングを中断したのはわずか1日だけ。翌日には同じ重量で20セットをこなしていたという。 「痛みのマックスが10だとしたら、9の状態ならやれる」 それが合戸にとっての“正常“であって常識の基準だ。身体中にテーピングを巻き、高重量を担ぎ上げるその姿は無言の説得力を持っている。その原動力は狂気か?信念か?それとも、その境界を超えた“何か”なのか。
合戸 孝二のストーリー画像 3
シンプルにして“最強の原動力”
冒頭の問いに戻ろう。合戸を取り憑かれたように過酷なトレーニングへと導く原動力はなにか。その答えには呆気にとられるほどシンプルにして、揺るがない強さが込められている。 「俺は、好きでやってるだけ。好きに勝るものはないよ」 そこに虚勢はなかった。誇張もなければ、美談めいた装飾もない。ただ真っ直ぐに筋肉と向き合い続けてきた男の真理だ。 合戸孝二の語りには“努力”や“根性”といった、スポーツの世界で使い古された言葉は出てこない。もちろんそれらを否定するわけではない。だが合戸にとってそれらはトレーニングの本質ではないのだ。 1日4時間。そんな過酷なトレーニングも彼にとっては“日常”であると同時に“喜び”である。“目標があるから耐えている”のではなく、“好きなことだからこそ毎日やりたい”という境地なのだ。 「ボディビルが好きというより、トレーニングが好きなんだよ。大会はその過程にあるだけ」 勝つためにトレーニングをするのではなく、鍛えることそのものが目的なのだ。合戸の言葉には、結果を追い求める人間の焦りや競争心ではなく、鍛錬そのものに人生を賭ける者の揺るがない強さが宿っている。 だがそんな合戸でも「減量は嫌いだね」と笑う。その理由もまたあまりにも“合戸孝二らしい”のだ。 「減量中はどうしても扱う重量が落ちるだろ。それが嫌なんだよ」 体脂肪率を削ることはステージでの見栄えを最大限に仕上げるためには必要な過程であることは理解している。それでもトレーニングを愛する者にとって“持ち上がらない”という現実を受け入れることは苦痛なのだ。 大会が終われば、多くの選手は束の間の休息を取る。だが合戸は違う。その翌日にはもうジムに立っている。 「ここから、やっと“増やせる”トレーニングができる。そこが一番好きな期間なんだよ」 オフシーズンに入った直後。極限まで絞られた身体は筋肉にとって最も成長しやすい状態でもある。合戸にとってその時期を逃すのはあまりにももったいないのだ。もちろん合戸にとって大会直後に休むという選択肢は存在しない。 「ものすごく好きなものがあれば、なんでも乗り越えられるだろ」 当然のように語られたその言葉は、決して軽く放たれたわけではない。剥離骨折、神経圧迫、終わらない減量、張り裂けそうな筋膜、何度も訪れた“もうダメかもしれない”という瞬間。それらすべてを経験した男が、それでもなおバーベルを前に笑っていられる理由は、この言葉に集約されている。 “好き”という感情は、論理も常識も痛みさえも凌駕する――。 それは決して誰にも奪えない最強の原動力だ。
合戸 孝二のストーリー画像 4
人々はマッスルハウスになにを求める?
トップビルダーとしてではなくトレーナーとしての顔も伺ってみた。 マッスルハウスジムでトレーニングをする者は、必ずしもトップ選手ばかりではない。むしろその層は驚くほど幅広いのだ。 トレーニング初心者、年配の健康志向層、ボディメイクを目的とした女性、パーソナル指導を希望するサラリーマン。YouTubeで合戸の存在を知って遠方から訪れる者も多い。なかには「自宅でしかトレーニングしたことがない」という人も、合戸のパーソナルの予約を入れ、ジムで泣きそうになるほどのトレーニングを終えて、そして…次の予約を取ってから帰っていく。 妥協なきトレーニングが繰り広げられるこのジムには不思議な引力がある。 誰かに強制されるのではない。まるで合戸孝二という巨星に、自ら吸い寄せられてくるようにして客足は途絶えない。 「意外だろうけど俺のパーソナルを完走できない人はいないよ」 そこには筋肉の量も、年齢も、性別もない。やりきる意志だけがマッスルハウスジムのパスポートだ。実際このジムを訪れるために転勤届を出して藤枝に移住してきた者すらいるという。 「今の若い子ってしごかれる経験がないんだよ。だから俺の毒舌もウケてるのかもしれないね」 そう微笑む。もちろん合戸の指導は緩くない。言葉も鋭い。妥協を許さない。それはトレーナー合戸の“本気”の眼差しがあるが故だ。やるなら本気でやれ。その姿勢が今の時代にはむしろ新鮮に映るのだ。ここに来て初めて「生きてる感覚」を味わう。筋肉の成長も当然だが、人間としての“覚醒”も起きる場所。マッスルハウスは、単なるジムではない。それは「自分の限界に出会い、超えていく」ための装置であり、そして合戸孝二はその装置の開発者なのだ。
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若きトレーナーに向けて
「今の若いトレーナーに足りないのは、経験なんだよ。自分でやって、失敗すること」 現代のフィットネス業界は情報にあふれている。栄養学、解剖学、メソッド、器具の使い方、SNSで拾える“正解”の数々。だがその正解は、果たして「自分の身体で証明された言葉」だろうか? 「成功も失敗も情報だけじゃ掴めない。実際に自分でやって得た知識だけが説得力を持つんだよ」 合戸のトレーナー論は一貫している。すべては自分の身体を使って証明する。それが信頼であり、技術であり、哲学なのだ。人と同じ指導をして、人と同じ指導論を掲げて、果たしてそこに価値はあるのか。 たとえばあるフォームで怪我をしたなら、それは“間違い”ではなく“貴重なデータ”になる。ある食事法で筋肉が落ちたのなら、それは“失敗”ではなく、“自分の体質に合わない証拠”になる。それらの経験はマニュアルには絶対に載っていない。自分の経験から得た“オリジナルな知見”だ。 「若いうちにたくさん失敗すればいい。失敗を知らない奴が人に指導したって空っぽなんだよ」 見せかけの資格ではなく、リアルな経験。借り物の言葉ではなく、自ら掴んで得た言葉。情報に埋もれる時代において、合戸孝二がトレーナーに何より重視するのは、“自分の身体で語れる人間かどうか”なのだ。 トレーナーとして“埋もれずに生き残る術“は自ら模索するしかない。それでももし道に迷ったときはここマッスルハウスジムを訪れるのもいいかもしれない。合戸のシンプルにして最強の原動力は、ここマッスルハウスジムに充満している。 「俺ももう中高年だからな」 その微笑みはどこまでも少年のようであった。
合戸 孝二のプロフィール画像
合戸 孝二
1961年4月1日静岡県生まれ。60歳を過ぎてもなおトップで戦うボディビル界の鉄人。主な戦歴はMr.日本獲得を4度獲得(2005、2007、2008、2009年)、アジア選手権(2011年70kg以下級)優勝。静岡県藤枝市内でマッスルハウスGYMを経営。

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